金融業界にいる人の投資日記

今では社会人になり投資好きなのでメモとしてポートフォリオを記録します。あとは就活時に書いていたブログです。理系大学院生が推薦なしで就活を頑張っていまた。コンサル、金融、ITが多かったです。今後も多少は更新していくと思います。お問い合わせ、コメントいただければ反応します。

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経団連は就職活動を分かっていない。

日本の新卒採用における6月一斉解禁みたいな制度は何の意味があるのでしょうか??

経団連のページによると、、

1.公平・公正な採用の徹底
公平・公正で透明な採用の徹底に努め、男女雇用機会均等法雇用対策法及び若者雇用促進法に沿った採用選考活動を行い、学生の自由な就職活動を妨げる行為(正式内定日前の誓約書要求など)は一切しない。また、大学所在地による不利が生じないよう留意する。

2.正常な学校教育と学習環境の確保
在学全期間を通して知性、能力と人格を磨き、社会に貢献できる人材を育成、輩出する高等教育の趣旨を踏まえ、採用選考活動にあたっては、正常な学校教育と学習環境の確保に協力し、大学等の学事日程を尊重する。

3.採用選考活動開始時期
学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。

広報活動 : 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
選考活動 : 卒業・修了年度の6月1日以降

なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。

4.採用内定日の遵守
正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。

5.多様な採用選考機会の提供
留学経験者に対して配慮するように努める。また、卒業時期の異なる学生や未就職卒業者等への対応を図るため、多様な採用選考機会の提供(秋季採用、通年採用等の実施)に努める。

とある。

 

この方針についていくつか議論したいと思う。

まず、前提として多くの大企業がこの方針に従って行動しているように見せている現状があると思う。面接と称せずに選考活動を行っていることは一度就職活動を経験したことがある方なら自明である。

基本的にこの文章すべてに意味はないと考えているのですが、特にこの文章を考えたやつは馬鹿なんじゃないかと思う点が、3:採用選考活動開始時期、についてである。

 

この文章によると、

学生が学業に専念する十分な時間を確保するため

にこのような時期を設定しているということである。

 

なにもわかっていない。

 

こんな制度なくすべきだ。私がいいたいことはこれである。

 

もし解禁日なるものが存在しなかったらどうなるのであろうか??会社はいつ内定をだすのだろうか?

例えば、大学1年4月に内定を出すかもしれない。しかしそれは企業にとってリスクである。そのためもしこの時期に内定を出すのであれば、企業は”留年しないこと”、”成績GPA3以上”など条件を出すことは容易に想像できる。

これでよいのではないだろうか?

もし、大学1年4月で内定をだしても、のちに辞退する人が多いのであれば、もっと後に採用を始めるだろう。いずれにしても、勝手にさせておけば、最適化されると思う。

さらに将来を早いうちから意識することにつながる。大学生活も有意義なものになるであろう。

 

なにより現状の選考活動開始時期が存在しているせいで、内々定なのにもかかわらず、「他の選考は辞退しても大丈夫です」など曖昧な言葉で伝えるしかなくなっている。

学生側からすると安心できないので他の企業を受けたくなる。間違いなく時間の無駄である。学業の邪魔である。

さらに選考活動開始時期以前に選考活動があるのは暗黙の了解であるが、その選考の名前が、マッチング何とか会やキャリア相談会など、選考かどうか判断しづらい。よって学生はこのイベントの実態を調査する必要が出てくる。

時間の無駄である。

本来、企業は選考活動であることを明示的に示すだけでなく、選考の詳細もある程度教えるべきではないかと思っている。

いちいちなんとか掲示板とか見ながら不確かな情報を集めることに必死になる時間は無駄である。

このような制度は学生側だけでなく企業側にも負担を課しているのではないか?

辞退が多かったり、人数が集まらなかったり、といったぐらいである。

 

最後に

これは東京の学生の意見であることをご了承いただきたい。地方であると、いろいろと違った意見も出やすいかもしれない。