金融業界にいる人の投資日記

今では社会人になり投資好きなのでメモとしてポートフォリオを記録します。あとは就活時に書いていたブログです。理系大学院生が推薦なしで就活を頑張っていまた。コンサル、金融、ITが多かったです。今後も多少は更新していくと思います。お問い合わせ、コメントいただければ反応します。

MENU

メルカリの株主総会が荒れたらしいので、擁護してみる。

news.livedoor.com

 

こんな記事をよんだ。

内容

要約すると、

株主さんが、メルカリの赤字決算と将来の黒字見込みを示さなかったことに怒ってるよう。一方で、経営陣は、外国市場への投資のために赤字であり、かつ、将来の収益予想が難しいとのこと。

 

私見

まず、メルカリ側の言い分も株主側の言い分もわかるということだけ伝えておく。

これはメルカリが上場してしまった弊害だろう。

そもそも上場するか否かで、企業の行動は正反対なのである。

というのも、非上場企業の多くは、利益を少なく見せる。税金対策である。

一方、上場企業は、利益を多く見せたがる。株主対策である。

どっちが本来の企業のためかというと、前者である。長期的な視点に立てば、確実に前者の方が企業価値が高くなる。税金とられないからね。

おそらく、経営者はこちらの視点が強い。その一方で、サクッと値上がりしてほしい、株主諸君は、単純に表面上の数字で株価上昇の材料が欲しいわけである。おそらく、メルカリを長期で保有しようとしている投資家は、記載の批判とは無縁であろう。

将来、海外市場でうまくやっていくことができて、その見通しが立てば、間違いなく株価が上がるのだから。

 

というわけで、しょうもない投資家、いや権利を持ってしまった投機家が文句を言っているだけだと思いたい。

やはり、大成功には、投資が必要で、リスクが伴う。それをしっかりと分からないと発表する勇気を持っている経営陣を私はたたえたいのである。

本来、私は、(インカムゲインをメインとしたポートフォリオを好むために)このような企業には投資しないのであるが、株価が下がったらキャピタルゲイン重視で買っても良いかと思った。そのくらい投資家に流されない素晴らしい経営者なのではないかという期待である。

ここまでが、擁護。ここからは、ちょっと補足。

もちろん、理論的には、経営者と株主の非対称情報が生む、批判であると思うが、この場合、経営者はこの会社の最大株主であって、会社の利益を追求するということにしっかりとしたインセンティブを持っているはずである。

すなわち、なにも知らないであろう株主が、多くの情報を持つ、大株主に対して、間違っていると主張しても、なんら説得力のないお話なのである。

 

というわけで、メルカリの株価をウォッチすることにしました。

 

 

 

 

最近は、体操界がもめているけど、あれって逆パワハラじゃね?なんか被害者の立場を過剰に利用しているようにしか見えなくなってきた話。

こんな記事がありました。

kokorono-soudan.jp

 

体操業界も実はこれかもねー、みたいに思えてきちゃったわけです。

 

あくまでも個人の見解です

最初に断っておきますが、体操にも何のかかわりもないですし、完全な第3者なので、報道からの推測と、印象だけを書き連ねるものです。特定の誰かを擁護するつもりも批判するつもりもありません。

ただ、こういう風におもうようになっちゃったなあ、というだけです。

 

さて、問題の発端は、

誰かさんの教え子に対する暴力問題ですね。これを見ていた周りの人が、監督する立場の協会にたいして、告発したわけです。

で、暴力を認めたコーチさんは、協会から処分を受けたわけです。

で、有望な教え子であった選手を協会の偉い人が、自分の利害関係のあるところに所属させようとした(という疑惑があった)わけですね。それを強要したパワハラ疑惑ですね。

暴力を受けた選手さんの会見での違和感

そもそも、この会見は何のためのものであったのか明示されていないのでわかりにくいい。主張がわからないのですが察するに以下のようでしょう。

  1. コーチの処分が不服
  2. 協会の偉い人のパワハラの告発

まず、1番について思うこと。

この選手さんの言い分は、私は納得していた、信頼していたから、処分を軽くしてほしい、かつ今後も一緒に歩みたい、ということです。

嘆願することは権利でしょう。ただし、信じてたとか、納得していたというのには、はなはだ違和感が張ります。問題は、そこではなく、事実として暴力があったかどうかです。それに対する思いは関係ないと思います。

これは一種の洗脳ですね。宗教的ですね。

この選手がこの主張をするということは、場合によっては暴力はあるべきと容認していることになります。

そんな人が、オリンピックで活躍してしまう、歴史が繰り返されたら、次世代の選手がかわいそうです。

自分だけの問題ではないことを大いに自覚するべきでしょう。

 

2番目についてですが、

この問題を一緒に含めて会見したのは最悪です。こども戯言にしか聞こえません。1番の問題をこれで相殺しようとしているかのようです。

本来は別々にきちっと扱うべきです。

そうすれば、もっとすっきりするでしょ?

もちろん、利害関係者が協会幹部は、ガバナンス的に大いに問題ありです。しかし、対応が悪すぎる。あまりにも、周りの大人がちゃんと厳しくいった方が良いよ。

おうえんするからみたいなの多いけどさ、何を応援してんのか、わかんないじゃん。暴力OKってこと!?

 

いろいろいいましたが、

若い選手にこんなことをさせるに至った、協会幹部とコーチさんは、永遠に該当業界からいなくなれば良いですね。

そのあとに、洗脳をといてあげましょう。時間はないけどね。

N証券さんの就職説明会に参加して闇を見た気がした話。

私は、証券会社など金融業界を志望して、就職活動をしてきた。そのため様々な証券会社の就職説明会や1dayインターンなどに参加した。

 

そのときのことをふと思い出したので書いてみる。これいいのか?と思ったことである。

 

いきさつ

特に証券会社の営業に興味はなかったのだが、よくメールが来ていたのでN証券さんの都内某所での就職説明会(営業職用)に参加した。

グループワーク

この説明会ではグループワークがプログラムの一部として行われていた。このグループワークでは、とある架空の銘柄についての情報、マクロ経済情報、顧客情報が書かれた資料をよみ、その株を顧客役の現場社員(結構えらいっぽい人)に売り込むプレゼンをするというもの。

まあ、なんというか、証券会社営業の本業であまりほかの会社が見せたがらないところな気もする。その点をしっかりとさらけ出している点は、良いと思った。と同時に、私に証券営業は無理と確信させるものだった。

 

何が釈然としなかったか?

さて、感想はさておき。

われわれのグループは、ほかのグループと変わらず無難な提案であった。問題は発表後の社員のアドバイスである。

適当に再現すると、

”君たちの提案には、投資したお金がいくらになるのかわからない、この株を買ったら将来これだけの資産になりますよ。みたいな数字を示した方がよい”

的な内容だった。

そう、

そのとき、ふと、思ったのである。

”これって違法じゃね?”

 

何が違法なんでしょうかって?

分かる人にはわかると思うけど、証券会社の社員が顧客に株を案内するときに、具体的な価格帯や時期等について明示することは禁止されているのである。

つまり違法行為、越権行為である。

金融商品取引法 - Wikipedia

 

まあ、コメントをしてくれた社員さんはそんなつもりはなかったのかもしれないけど、そのように強く誤解を生じさせるような表現であった気がした。

しかも、そこそこ偉くキャリアがある人がだ!

 

証券営業って、グレーだなって感じた瞬間でした。

まあ、売るためにはなんでもするっていううわさが出てくるくらいだからなー。

 

さいごに

ふと思い出した数か月前のはなしです。いうまでもなく正確性は欠いている。

でも、わたしがそう感じたのは事実。

 

 

 

金融機関のトレーダーって何するの??ちょっと解説しとく【銀行・証券の違い】

金融機関のトレーダーってめっちゃ稼いでる。そんなイメージないですか?

自分の相場観に従って1秒で数億かせぐとか、カッコイイって思いますよね。でも金融機関のトレーダーのメインの仕事はそれではないです。分かりにくい金融機関のトレーダー業務をちょっと解説します。

私もトレーダーどころか金融機関勤務でもないただの学生なので不足部分や間違い部分もあるかと思いますが、ご了承ください。

 

プロップ・トレード

プロップトレード【自己勘定取引】とは、前述した相場観にしたがってポジションを動かし、キャピタルゲイン(値幅)で稼ぐトレードのことです。

たいてい銀行や証券どちらにも存在します。が、めっちゃ少ないです、絶滅危惧種ですね。

この種のトレーダーは専属契約で某メガバンクには年間3億(年収ですよ)とか稼ぐ人もいるらしい。一番イメージに近いのではないでしょうか?

 

ヘッジ・トレード

ヘッジトレードとは、金融機関が法人のお客様相手に締結したデリバティブによって負うリスクを金融市場で適切な商品を買うことでリスクヘッジするためのトレードのことです。

利益の主な源泉は、手数料としてお客様から受け取るプレミアムです。いかにトレーダーが安くリスクヘッジするためのポートフォリオを組めるかが腕の見せ所です。

  

市場でさばくためのトレード セールストレーダー

これは名前が分からない。セールストレーダーは、証券会社のトレードは主にこれです。例えば証券会社がお客から株を買い取って市場に売るときのトレーダーです。お客さんが株を売りたい買いたいときにトレードする人ですね。自動化が進んでる気がします。VWAPとかTWAPとか(アルゴリズムの名前です)。

 

取り扱う商品

株式・債券・為替・デリバティブが主な商品です。

 

株を売り買いして手数料を得ることができるのは基本的には証券会社だけです。銀行は為替系の商品より扱っている印象です。

 

金融機関でトレーダー

いずれにしてもトレーダーを職にしている人は金融機関でも数えるほどです。エリート中のエリートです。ですが、昨今では自動売買も活発になり、絶滅危惧種です。これからトレーダーを目指す方は狭き門であることはもちろん、将来のトレーダー像に関して意見を持っておくとよいと思います。